予防医療

Dクリニックの予防医療

近年、医学の進歩は日進月歩に果たされているとはいえ、コントロールできない不治の病や突然死がいまだ根絶できていないのは周知のとおりです。ただし多くの病気に対してその早期発見につながる手法が確立されてきています。なんら症状を認めない時期に、適切な検査を、然るべき医療スタッフのもとで、定期的に受けることが重要です。それによって、予防しうるもしくは予期せぬ死を、招来させないことが可能になるのです。
診断治療レベルが上がってきているにも拘らず、大腸(結腸と直腸)、乳房、肺、そして肝臓などのガンは、罹患率・死亡率ともに増加傾向にあります。医学の進歩により寿命が延びてガンが発生する機会が増えてしまったことと、医療レベルが上がったことでガンの発見・診断が確実になったことがその原因と言えます。すなわち、医療水準が上がった結果、逆説的にガンが増えてしまった構図が指摘できます(年齢調整をするとガンの死亡率は減っています)。ただし、生活習慣の変化、欧米化により実際に発生頻度が増えたガンもあります。例えば、大腸ガンや乳ガンなどはその典型と言えるでしょう。

これらガンと並んで死因の大部分を占める心血管障害・脳卒中は、つい先ほどまで何ら問題がなかったという方が突然と発症して重症化し得る厄介な疾患です。これら血管のトラブルに関わる疾患群は、その発症リスクを同定し日常生活においてしっかりと管理をすることが大切です。それにより発症を予防することが可能になります。昨今、遺伝子検査やRNA検査により、病気発症リスクの評価や極めて早い段階での病気の発見が可能になってきました。また、AIも臨床面で活用できるようになりさらに精度の高いレベルで検査が提供されるようになっています。

当クリニックには、ガンセンターや東京大学医学部附属病院で修練を積んだ、脳外科・循環器内科・消化器内科・血管外科の各専門医が配備されており、ガン・心血管障害・脳卒中など死因の大部分を占める疾患の早期発見及び予防に全力を注いでおります。 皆様の健康が維持され、快適に日常生活が送れるためのチェック機関として当クリニックをご利用いただければ幸いでございます。
院長 阿保義久