北青山Dクリニックの患者さんdoctor-blog

2000年に開業してから、受診者総数はおかげさまで100,000人を超えました。
Dクリニックに対しての皆様のご理解とご協力に感謝するとともに、その期待に応えるべく日々研鑚を積む決意を新たにする昨今です。
開業以来、常々感じることがあります。
それは、北青山Dクリニックを受診する方の中に、医療関係者、特に医師が多いということです。
開業する前、東大病院・虎の門病院・三楽病院などに勤務していた時にも,医師の診療に当たることは時々ありましたが、北青山Dクリニックでは日常的に医師に対する診療を経験します。
これは非常にプレッシャーを受けることではありますが、同業者に自らの医療が認められていることの証左と前向きにとらえ、極めて光栄かつ有難いことだと感じています。
下肢静脈瘤レーザー治療、椎間板ヘルニアレーザー治療、鼠径ヘルニア日帰り手術、無痛の胃内視鏡検査、進行癌に対する遺伝子治療、そしてエイジングケア療法などを、医師の方々に患者として享受していただけていることで、新たな医療サービスを積極的に提供し続けることへのモチベーションが維持できているのかもしれません。
本日も2名の医師が患者さんとして受診しました。
保険診療の場合は保険証の情報で医療関係者であることが診療の前にわかる場合が多いのですが、自費診療だと保険証の確認が行われないこともあり、受診者が医師であることを知らずに診療に入る場合があります。
初めから医師であることを明かされる方もおられますが、殆どの方は一般の患者さんと変わらない受診態度です。
しかし、私の噛み砕き過ぎた説明に違和感を覚えたのか、回りくどい説明に耐えられず専門用語での説明を欲したのかは定かではありませんが、殆どの方は診療の途中で医師であることを明かされます。
そうすると、診断や治療方針についてこちらも抵抗なく専門用語で解説ができ診療時間が短縮されます。
インフォームドコンセントを得るのも容易になり、ある意味医師の診療は非常にやり易いと言えます。
そして、当院で診療を受けた医師の方々が、患者さんを紹介して下さることもあり、初診の患者さんが診療情報提供書や紹介状を持参して受診されることが多いのもクリニックとしては比較的珍しいことではないかと感じています。
来院される患者さん多くは、家族や知人から勧められて受診される方々です。
当院の治療を受けた方が、そのご家族や知人に当院の受診を促してくれるのは医師冥利に尽きるほど嬉しいものです。
現状、受診者の中で最も割合が多いのがこの近親者や知人からの紹介による方々です。
以前は大使館勤務の方を中心に欧米人の受診を頻繁に経験しました。
英語対応ができるスタッフが重宝されましたが、最近は中国からの受診者も目立ちます。
多くはお嬢様が日本に住んでいて通訳をしてくれます。
日中ビジネスを手掛けている中国人の方もよく目にします。そして中国人の患者さんも、家族や職場の同僚スタッフを紹介してくれるので、短期間に連続して中国人の方が受診されることがあります。
インターネットの情報を読み込んで受診される方は開業当初から相応にいらっしゃいます。
これらの方々はホームページを本当に良く読み込んでから受診されるようで、治療内容に関して詳しく、説明がしやすいので診療する上で非常に助けられます。
以上のような患者さん方の受診が多いことは、自分たちの診療に自信を与えてくれます。
そして、信頼に応える医療を提供し続けられるよう日々研鑚を積むべきだと感じています。

監修医師

院長名 阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴

1993年 東京大学医学部医学科 卒
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務

虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務

2000年 北青山Dクリニック開設

所属学会 日本外科学会
日本血管外科学会
日本消化器外科学会
日本脈管学会
日本大腸肛門外科学会
日本抗加齢学会