男性の下肢静脈瘤doctor-blog

質問例:
痛みなどの症状は殆どありませんが、右ふくらはぎに2年ほど前から出てきて徐々に前のすねの方に広がっていますので不安です。
町医者の診断で、28歳で男では珍しいと言われました。
職業柄、立ち仕事というよりも座った状態が多いです。

回答:
28歳の男性で下肢静脈瘤になられる方は決して珍しくはありません。
立ち仕事の方に多いのは事実ですが、他の誘引で下肢静脈瘤が発生することもあります。
そもそも下肢静脈瘤は女性のほうが多いと報告されておりますが、レーザー治療を開始してから意外にも男性が治療を希望するケースが増えました。
潜在的には男性の下肢静脈瘤の患者さんも結構多い可能性があります。
治療負担などから今まで治療を躊躇しているケースが多かったのでしょうか。

監修医師

院長名 阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴

1993年 東京大学医学部医学科 卒
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務

虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務

2000年 北青山Dクリニック開設

所属学会 日本外科学会
日本血管外科学会
日本消化器外科学会
日本脈管学会
日本大腸肛門外科学会
日本抗加齢学会