レーザー治療の費用についてdoctor-blog

最新型のレーザー治療の費用は、自由診療となります。
そして現在の日本の医療財政事情から、
下肢静脈瘤の最新レーザー治療が保険適用になる可能性は低いと思います。
自由診療のため、各医療機関で治療費の設定は自由に行われます。
レーザー機器のコスト、減価償却費、材料費、人件費をベースに
手術技術などの付加価値を鑑みて料金を設定することになります。
レーザー治療の際、処理する血管の長さや状態、処理が必要な血管の数、
レーザーファイバーの刺入の仕方などで、手術手技・手間にかかわる部分が異なります。
すなわち手術内容に応じて手術料金に幅があるのが自然だと思います。
日本の保険診療は、治療費が画一的ですが、
特に手術など術者によって技術差が出るものは、
治療費に差が出るのが妥当なのではないでしょうか。
Dクリニックでは、静脈瘤の程度、処理が必要な血管の数、
レーザーファイバーを刺入する方法の違いなどから料金を決定しています。
レーザー治療は、患者さん毎にカスタマイズされますので、料金が若干異なります。診察・検査の際、治療方針やコストを決定します。
現在、手術手技料は8~25万円、麻酔・手術材料費は5万円(税別)です。手術の際にはこれら以外に治療用の弾性ストッキング代が5千~1万円必要になります。
混合診療禁止のルールがあるため
レーザー治療の方は初診・検査、手術後の診察も自費扱いとせざるを得ません。
初診・検査費用は2万円、手術後に硬化療法を行う場合その費用は1万となります。
手術後、数回フォローアップしますが、その際の費用は約2千円です。
また、細かい静脈瘤に対する体外照射タイプのレーザー(マイドンレーザー)はエンドレーザーと異なります。体外照射タイプのレーザーは照射範囲によって異なり、費用は1~10万円(税別)となります。

監修医師

院長名 阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴

1993年 東京大学医学部医学科 卒
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務

虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務

2000年 北青山Dクリニック開設

所属学会 日本外科学会
日本血管外科学会
日本消化器外科学会
日本脈管学会
日本大腸肛門外科学会
日本抗加齢学会