下肢静脈瘤の患者さんが北青山Dクリニックを受診するきっかけdoctor-blog

北青山Dクリニックが2000年に開業以来、しばらくの間、日帰り手術を希望される方のほとんどはホームページをご覧になったことをきっかけに受診されていました。大学病院や大規模な機能病院のような知名度がある医療機関と異なり、我々のような一介の診療所が日帰り手術や予防医療などの新しい医療を展開するにはホームページでの情報開示が極めて大事でした。患者さんがおそらく知りたいであろう情報(診療内容、治療に対する医師の取り組みや姿勢、診療時間、治療費用、予約受診方法など)を包み隠さず開示することが適切な評価や信頼を得る上で必要不可欠だったからです。その後、受診される方が徐々に増え、年々診療を重ねていく中で、自分たちの治療経過・治療成績や患者さんの生の声(治療に対する満足度を含む)もホームページでありのままに公開することに心がけてきました。少数ではありますが、時には厳しい意見が含まれることもありました。それも包み隠すことなく開示し、かつ、スタッフ一同その声を受けて患者さんの治療満足度をさらに上げるように取り組み続けてきました。

おかげさまで開業後20年近くになりますが、ずっと継続してきた「受診のきっかけに関するアンケート調査」を見ると、ここ最近は開業当初に比べて大きな変化があるのを感じます。上述のように、開業当初は当クリニックの知名度は極めて低かったので、ホームぺージを経由して受診される方がほとんどでした。しかし、この数年は、当クリニックで診療を受けたことのあるご家族、ご親族からの紹介、同じく友人知人からの紹介、そして他の医療機関の医師からの紹介が50%前後に及びます。これは本当にありがたいことです。

下肢静脈瘤治療は良性疾患であり基本的に緊急性に欠くので、大病院では本腰を入れて治療に取り組まない傾向があります。そのあたりも理由なのか、医師が自身の勤める医療機関で治療を受けずに患者さんとして当クリニックを受診し、血管内レーザー治療などの先端治療を受けられるケースもしばしばありました。そのように当クリニックでご自身が治療を受けられた医師からは、本当に多くの患者さんをご紹介していただいております。かかりつけの医師から当クリニックを紹介していただくと、受診される患者さんからの当クリニックへの信頼度は甚大です。平素から患者さんをご紹介していただく先生方にはいつも本当に感謝しております。

また、当クリニックの診療に対して新聞・雑誌・TVの取材を受けることが時々あります。その取材内容を見て受診される方は全体の約10%、ホームページを見たことを理由に受診される方が今は40%です。残りの50%は口コミです。年々、口コミで受診される方が増えてきています。

繰り返しますがこれは本当にありがたいことです。

監修医師

院長名 阿保 義久 (あぼ よしひさ)
経歴

1993年 東京大学医学部医学科 卒
1993年 東京大学医学部附属病院第一外科勤務

虎ノ門病院麻酔科勤務
1994年 三楽病院外科勤務
1997年 東京大学医学部腫瘍外科・血管外科勤務

2000年 北青山Dクリニック開設

所属学会 日本外科学会
日本血管外科学会
日本消化器外科学会
日本脈管学会
日本大腸肛門外科学会
日本抗加齢学会