体外照射レーザー 手術当日の流れ・注意点
網目・クモの巣状の血管に対する治療の流れ
体外照射レーザー(ロングパルスYAGレーザー)は、今まで治療ができずに諦める方が多かった細かい網の目クモの巣状の静脈瘤や血管拡張に対して、症状を改善することができる機械です。欧米においては効果が高いために広く普及しており、日本でもこれから飛躍的に普及していくと思われます。
1:予約
お電話にて03-5411-3555にご連絡いただき、診察日時をご相談下さい。その際に、現在の症状をお伝え頂くとご希望に応じて、担当医からお電話でのカウンセリングを受けることができます。
2:初診
でこぼこした血管と同様に、問診・視診・エコー検査を行います。初診の所要時間は概ね20分~40分程です(保険証をご持参ください)。血管外科専門医による診察・検査を行いレーザー治療による効果、適応があるかを判断いたします。場合によっては他の治療をご提案することもあります。
3:オリエンテーション
ご希望に応じて次回レーザー治療のご予約、オリエンテーションを行います。治療に関するご不安点についてはご納得がいくまでご説明いたします。
4:施術
ご予約日にご来院いただき、「体外照射レーザー(ロングパルスYAGレーザー)」にて施術を行います。施術時間は30分~90分程です(照射範囲によって異なります)。
① 照射部を冷やし、痛みを軽減させながらレーザーを当てていきます。症状によって照射モードを変化させます。
② 軟膏を塗り、再度全体を冷却したら完了です。
5:フォローアップ
治療後1か月~6か月後にフォローアップを行います。追加の治療の必要があるかなどご相談ください。
治療時のご注意
- 圧迫ストッキングを着用する必要はありません。
- 腫れるなどのダウンタイムがありませんが、複数回施術を必要とする場合があります。その際1ヶ月以上間隔を空けてください。
- 炎症後の一過性色素沈着を回避するため、施術前後、1ヶ月以上は日焼けを避けてください。
- レーザー照射により症状は改善しますが、完全に症状が消失しない場合があります。その際、他の療法(硬化療法・IPL療法)などを追加することがあります。
- 炎症反応からかゆみや色素沈着が起こる場合がありますが、皮膚のターンオーバーが進むにつれて沈静化します。
監修医師
監修医師 | 北青山D.CLINIC院長 阿保 義久 (あぼ よしひさ) |
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経歴 |
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